病理医ぱそ太郎の病理と日常

温泉好きのふつーの若手病理医、ぱそ太郎が病理、医療などについて日々考えることを綴ります。有益な情報を発信できればと思います。ぱそ太郎Lab.

個人型確定拠出年金 (iDeCo)、若手医師にお勧めの運用商品はこれ!

今年こそは、個人型確定拠出年金 (iDeCo・イデコ)に加入しようと考えている方に

昨年 (2017年)1月から60歳未満の医師の殆どの方は個人型確定拠出年金 (iDeCo・イデコ)に加入することができるようになったのではないでしょうか?
ぱそ太郎の周りでも、これを気に個人型確定拠出年金 (iDeCo)の加入を検討している人が非常に増えています。
昨年は様子見だった方も、2018年こそは個人型確定拠出年金に加入するぞ、という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、これから個人型確定拠出型年金 (iDeCo)に加入しようとしている若手医師の方の参考になればと、ぱそ太郎お勧めの運営管理機関 (実際の窓口となる証券会社や銀行のこと)そして、運用商品を提案しようと思います。

若手医師が余裕資金で長期投資として行う場合

今回の記事は、若手医師が30年程度の運用期間で余裕資金で行うということが前提の提案です。同僚や友人の若手医師に勧めるならという視点で考えました。
また、ぱそ太郎の基本的な投資方針として、株主尊重の考え方が発達し、また法整備国である資本主義の本場である米国企業、米国株投資を個人的に信じていますので、その信条に基づいた提案であることもご理解ください。また、iDeCoの運用益非課税のメリットを享受するためには、株式クラスから選ぶことは必須と思います。

若手医師のための個人型確定拠出年金 (iDeCo)選び!ベスト3

運営管理機関 (窓口となる証券会社)と運用商品をセットで提案します。ベスト3としますが、どれも甲乙つけがたい3選です。
一位 楽天証券で楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド (全米株式))
取り扱い運営管理機関: 楽天証券
信託報酬: 0.1696%

これから個人型確定拠出年金を始めるならぱそ太郎も楽天・全米インデックス・ファンドを積み立てることにしていたかもしれません。バンガードの人気ETFであるVTIに単純に投資するという投資信託です。VTIはCRSP USトータル・マーケット・インデックス連動を目指すETFで、米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100% (3600~3700銘柄程度)をカバーしています。きわめて低コストで小型株も含めたほぼすべての上場米国株に投資ができます。米国全体の成長、また小型株効果も取り込むことができます。長期的な視点での、小型株を含めた米国の経済成長を期待するなら、このファンドを選択することは長期投資に最適な選択と考えます。

二位 SBI証券でiFree NYダウ・インデックス (ぱそ太郎は実際にこれを選んでいます)

取り扱い運営管理機関: SBI証券

信託報酬: 0.243%
NYダウ連動を目指す投資信託です。マザーファンドは実際の株式とETF(DIA)に投資しています。ファンドの設定から1年以上経ちましたがベンチマークとの連動は良好で、純資産総額も増えてきており、優良な投資信託と考えます。ちなみにぱそ太郎が個人型確定拠出年金を始めた時点 (2017年1月時点)で米国株に集中投資するには、これしかなく、必然的にiFree NYダウを選びましたが、昨年の相場ではNYダウは非常に好調で、これを選んで正解だったと思います。また、NYダウは、時価総額加重平均ではなく、イコールウェイトである点も特徴があります。前述の米国全体にまるごと投資するVTIもよいですが、その中でも、米国を代表する企業の大型株に投資するということも非常に妥当な選択肢です。米国の代表的企業の市場は全世界ですので、世界全体の成長を取り込めるとも考えることもできます。
三位 SBI証券でDCニッセイ外国株式インデックス
取り扱い運営管理機関: SBI証券
信託報酬: 0.189%
米国株が半分程度含まれますが、日本を除く、先進国株式に投資する投資信託で、低コストのものを選ぶ場合はこれが選択肢に上がるでしょう。MSCI KOKUSAIインデックスへの連動を目指します。欧州などへの投資をどう考えるかによって、このファンドは選択されることとなるでしょう。低コストで先進国株式に投資するには、これ以外に決め手がなかった時代があり、人気があります。ただし、現状では他にも選択肢が増えてきているというのも実際かと思います。
 その他
他に楽天証券の、楽天・全世界株式インデックス・ファンド(全世界の株式に分散投資するETFであるVTに投資する投資信託)、マネックス証券で選択可能なeMAXIS Slim 先進国株式インデックス(これはMSCIKOKUSAIインデックス対応なので、DCニッセイ外国株式インデックスと類似)なども有力な選択肢と考えます。
 また、個人的に、はぱそ太郎はS&P500をベンチマークとする低コスト投資信託が確定拠出年金の運用商品のラインナップに加わることを期待していますが、現時点ではこれに関しては希望に合う商品はなさそうです。
 
確定拠出年金について、こんな記事も書いています。繰り返しになりますが、個人型確定拠出年金(iDeCo)は退職金が期待できない若手医師にとって必須の制度です。

www.patho-spa.com

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www.patho-spa.com   確定拠出年金にかぎらず、投資全般についてぱそ太郎の考え方の記事も書いています。

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