前回までは皮膚病理の教科書について、和書の紹介をしてきました。 // www.patho-spa.com www.patho-spa.com 皮膚科や皮膚病理は他の領域に比較し、優れた和書がある分野と思います。 しかし、少なくとも一冊は皮膚病理の洋書の成書を持っておいておきたいも…
皮膚病理の教科書 おすすめシリーズです。前回からの続きです。 (前回の記事はこちらです。) www.patho-spa.com 皮膚病理の教科書、あるいは皮膚科の教科書で病理についても詳しい教科書というのは、他の領域と比べて充実しており、良い本が多いと思います…
今日は書籍紹介です。 病理の教科書は洋書が多いですが、皮膚病理の教科書は比較的、和書も充実しています。それは、皮膚病理の本は読者が病理医だけでなく、皮膚科医も対象となるので市場が広いからではないでしょうか。そしてそもそも、皮膚科は、臨床のよ…
日々標本を診る中で不思議な形態に出会うことがあります。 標本を見ていると、その部の病変の判断だけでなく、その人がどんな薬を飲んでいるか・・など全身の状態がわかることがあり、これは病理医の醍醐味とも言えますね。 例えばこの例はいかがでしょうか…
病理医・血液内科医待望の血液・リンパ組織 (リンパ腫)WHO分類2016 (第四版改訂版)がついに発売されました。 (発売後、2017年10月31日追記しました。) WHO Classification of Tumours of Haematopoietic & Lymphoid Tissues, 4th ed., Revised ed.(amazon…
医師の仕事道具と言われて何が思い浮かべられますか? 普通はまず、聴診器だと思います。他にペンライト、ボールペン、印鑑でしょうか。 印鑑は処方箋に押す必要がありますので、電カル時代になっても使用頻度がかなり高いです。一方ボールペンはめっきり頻…
今までのエントリーでは病理医の仕事や病理診断について話をしてきました。 最近、自動車業界の自動運転などでAI (artificial intelligence)の話題を日常でも耳にすることが増えてきたと思います。医療の世界でも研究・開発は進んでおり、病理では日本病理…
今回も一般の方向けの記事です。 前回からの続きです。今回は具体的な診療の流れに沿って、病院での病理の役割と医療の中での病理診断の関わりをご案内します。 // 具体的に病気が見つかって治療を受けた時を例にあげてに教えて下さい 最初に病気が診断され…
最近、テレビなどでも話題になるも、あまり実態が知られていない病理診断や病理医について、今回は主に一般の方向けの記事です。 // はじめに 病理診断って?病理医って? 具体的に、病院ではどんな場面で、医療に関わるのか? とは言っても、あまり、イメー…
医行為である病理診断をすべて医療機関内で 病理診断科診療所での連携病理診断は主治医や患者さんに本当に理解が得られるか? 病理検査室を持たない中小の病院では需要があると思われる // 医行為である病理診断をすべて医療機関内で 病理診断と病理学的検査…