病理医ぱそ太郎の病理と日常

温泉好きのふつーの若手病理医、ぱそ太郎が病理、医療などについて日々考えることを綴ります。有益な情報を発信できればと思います。ぱそ太郎Lab.

2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

病理医の仕事道具

医師の仕事道具と言われて何が思い浮かべられますか? 普通はまず、聴診器だと思います。他にペンライト、ボールペン、印鑑でしょうか。 印鑑は処方箋に押す必要がありますので、電カル時代になっても使用頻度がかなり高いです。一方ボールペンはめっきり頻…

AI (artificial intelligence 人工知能)時代の到来で病理医の役割は変化する。ぱそ太郎が考える事

今までのエントリーでは病理医の仕事や病理診断について話をしてきました。 最近、自動車業界の自動運転などでAI (artificial intelligence)の話題を日常でも耳にすることが増えてきたと思います。医療の世界でも研究・開発は進んでおり、病理では日本病理…

病院での病理の役割と医療の中での病理診断の関わり

今回も一般の方向けの記事です。 前回からの続きです。今回は具体的な診療の流れに沿って、病院での病理の役割と医療の中での病理診断の関わりをご案内します。 // 具体的に病気が見つかって治療を受けた時を例にあげてに教えて下さい 最初に病気が診断され…

病理診断って?芦田愛菜ちゃんの将来の夢、病理医って病院で何をしているの?

最近、テレビなどでも話題になるも、あまり実態が知られていない病理診断や病理医について、今回は主に一般の方向けの記事です。 // はじめに 病理診断って?病理医って? 具体的に、病院ではどんな場面で、医療に関わるのか? とは言っても、あまり、イメー…

病理診断科診療所に求められることは何か、ぱそ太郎が考える事

医行為である病理診断をすべて医療機関内で 病理診断科診療所での連携病理診断は主治医や患者さんに本当に理解が得られるか? 病理検査室を持たない中小の病院では需要があると思われる // 医行為である病理診断をすべて医療機関内で 病理診断と病理学的検査…

病理診断所開業と連携病理診断、それぞれの立場でのメリット・デメリット

病理診断科診療所による連携病理診断のメリット・デメリットは? 登録衛生検査所で行われる病理学的検査・病理組織検査報告と比較して、病理診断科診療所との連携病理診断の最大のメリットとしては、委託元の臨床医の先生と診断を受託する病理医が顔の見える…

連携病理診断の保険診療上のインセンティブと課題

保険診療上のインセンティブ 発生する保険点数は増えるが、それに見合う付加価値が提供できるかが課題となる // 保険診療上のインセンティブ 病理学的検査から病理診断に移行した場合、保険診療上のインセンティブも設定されています。 保険医療機関間連携に…

病理医の様々なキャリア、病理医も開業できる時代が来る?

大学教員・勤務医・開業医 病理では? 病理診断科診療所開業について // 大学教員・勤務医・開業医 一般に医師のキャリアは様々で、大学でスタッフ(教員)として働く、市中病院で勤務医として勤務する、あるいは開業する、というのが3大メジャーな進路で、…

病理検査室を作り病理医を雇うか、それとも病理学的検査として外注するか。

病院の規模により様々ですが、病理検査室を作り、病理医を雇うか(非常勤あるいは常勤)あるいは、病理検査室を作らず(標本作製も院内で行わず)病理学的検査として、病理を外注するかというのは、医療機関にとってはどちらかを選択することとなります。 実…

病理診断と病理学的検査

病理診断と病理学的検査 診断とは? 病理の場合は? 病理学的検査とは? 現状でも // 病理診断と病理学的検査 病理診断について話をする時に避けて通れないのは、病理診断と病理検査についてです。 病理診断は、病理医が保険医療機関で行うもので、病理検査…

病理医の日常

あまり知られていない病理医の日常について (今回のテーマは主に一般の方向け対象です。) // 病理医の日常業務は大きく分けて 生検材料の診断 術中迅速診断 手術材料の診断・切り出し おわりに 病理医の日常業務は大きく分けて 生検材料の診断、手術材料の…

病理医とは

病理医って? 癌の診断をする仕事 病理学とは? 病理診断医の日常業務 癌の診断は病理医だけでするわけではない 病理医は臨床の先生とは違った角度、違った方法で患者さんを診る仕事 // 病理医って? ぱそ太郎は、フツーの病理医です。大学病院ではない一般…

運営者情報とお問い合わせ先

運営者情報 お問い合わせ先 運営者情報 名前: ぱそ太郎 30代、若手病理医です。 医学部卒業後、2年間の初期臨床研修を経て、病理診断に従事しています。病理専門医です。 お問い合わせ先 以下のフォームからお願い致します。 読み込んでいます...

はじめまして

プロフィール はじめに ブログを始めます。 若手病理医の日常 趣味 よろしくお願い申し上げます。 // プロフィール はじめまして、若手病理医のぱそ太郎といいます。30代前半、病理専門医、細胞診専門医、臨床検査管理医です。 趣味は温泉です。 はじめに 本…

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