書籍紹介
2018年、細胞診専門医試験受験体験談とその対策(試験対策におすすめ書籍の紹介) はじめに 去る2018年12月1日(土)日本臨床細胞学会細胞診専門医試験が、東京のAP浜松町で開催されました。 ぱそ太郎は実は今年、日本臨床細胞学会細胞診専門医試験を受験し…
WHO Classification of Skin Tumours, 4th ed. 発売されています。 皮膚腫瘍のWHO分類が2018年、久しぶりに改訂されたことはご存知と思いますが、皮膚腫瘍は独自路線を行っているというか、あまりWHO改訂されたからといって診断がガラッと変わるということが…
皮膚科は、伝統的に臨床の先生自ら病理組織標本をみて診断する科です。他には、腎臓内科の腎生検もそれに相当しますね。産婦人科も昔は細胞診を自らみて診断をつける先生が多かったですが、最近の若手の産婦人科の先生で細胞診を自分で見て細胞診断をしてい…
胃癌取扱い規約第15版 変更点 昨年10月に「胃癌取扱い規約第15版」が出版され、既に定着してきた施設も多いのではないでしょうか。 その変更点について、病理医の視点で重要と思う点を解説したいと思います。 胃癌取扱い規約 第15版 作者: 日本胃癌学会 出版…
平成30年度(2018年度)病理関係 保険診療報酬改定の一報です。 2月7日、厚生労働大臣の諮問機関である中央社会保険医療協議会(中医協)は平成30年度(2018年度)の診療報酬改定案を厚生労働大臣に答申しました。おおむねこの内容で、診療報酬は改定される…
学生から医師に至るまで、国内で最も人気があるであろう皮膚科の教科書「あたらしい皮膚科学」の第3版がついに発売されました。 あたらしい皮膚科学 作者: 清水宏 出版社/メーカー: 中山書店 発売日: 2018/02/02 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見…
病理医や呼吸器内科医、放射線科医がびまん性肺疾患・間質性肺炎の病理のアトラス・教科書を買うなら、絶対にこれ1冊は!という書籍を紹介します。 呼吸器病理を専門としない病理医にとって、びまん性肺疾患・間質性肺炎・非腫瘍性肺疾患の診断は、とっつき…
新年明けましておめでとうございます。平成30年は診療報酬改定の年ですね。 病理ではどのような改定があるか非常に興味を持っています。個人的には、保険医療機関間での連携病理診断においては、診療情報提供料が認められるようになることが連携病理診断の枠…
今回は、若手医師の方にとって、特に結婚等で経験することが多い、医師として働く上での改姓手続きについてをまとめた記事です。今回は、ぱそ太郎の妻が記事を書いてくれました。 (ちなみに弊ブログでこのエントリが人気ナンバーワンです。) 妻は医師の改…
外科医・消化器内科医・病理医必携の「胃癌取扱い規約第15版」が発売されました。 胃癌取扱い規約 第15版 作者: 日本胃癌学会 出版社/メーカー: 金原出版 発売日: 2017/10/27 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 胃癌取り扱い規約が改訂され15版が…
前回までは皮膚病理の教科書について、和書の紹介をしてきました。 // www.patho-spa.com www.patho-spa.com 皮膚科や皮膚病理は他の領域に比較し、優れた和書がある分野と思います。 しかし、少なくとも一冊は皮膚病理の洋書の成書を持っておいておきたいも…
皮膚病理の教科書 おすすめシリーズです。前回からの続きです。 (前回の記事はこちらです。) www.patho-spa.com 皮膚病理の教科書、あるいは皮膚科の教科書で病理についても詳しい教科書というのは、他の領域と比べて充実しており、良い本が多いと思います…
今日は書籍紹介です。 病理の教科書は洋書が多いですが、皮膚病理の教科書は比較的、和書も充実しています。それは、皮膚病理の本は読者が病理医だけでなく、皮膚科医も対象となるので市場が広いからではないでしょうか。そしてそもそも、皮膚科は、臨床のよ…
日々標本を診る中で不思議な形態に出会うことがあります。 標本を見ていると、その部の病変の判断だけでなく、その人がどんな薬を飲んでいるか・・など全身の状態がわかることがあり、これは病理医の醍醐味とも言えますね。 例えばこの例はいかがでしょうか…
病理医・血液内科医待望の血液・リンパ組織 (リンパ腫)WHO分類2016 (第四版改訂版)がついに発売されました。 (発売後、2017年10月31日追記しました。) WHO Classification of Tumours of Haematopoietic & Lymphoid Tissues, 4th ed., Revised ed.(amazon…
医師の仕事道具と言われて何が思い浮かべられますか? 普通はまず、聴診器だと思います。他にペンライト、ボールペン、印鑑でしょうか。 印鑑は処方箋に押す必要がありますので、電カル時代になっても使用頻度がかなり高いです。一方ボールペンはめっきり頻…